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競馬サロン

齋藤翔人

2023/06/10 19:00

【エプソムC】今週も牝馬! 近走の敗因が明確なルージュエヴァイユ 牡馬を撃破して初タイトルを掴み取れ

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2回初日から8週目。通しでは16日目の東京開催。メインレースは、別定GIIIのエプソムCです。

エプソムCの歴史をJRAのホームページから引用すると「1983年に日本ダービーが50回を迎えたのを機に、東京競馬場とイギリスのダービー開催場であるエプソム競馬場が姉妹競馬場として提携した。このときに記念植樹(東京競馬場から桜を贈り、エプソム競馬場からは柏が贈られた)とカップの交換を行い、翌1984年から両競馬場で交換競走が行われており、JRAと英国ジョッキークラブの親善を図っている。」と、記載されています。

さて、エプソム競馬場でおこなわれるビッグレースといえば、なんといってもダービー。そのダービーを、ディープインパクト産駒オーギュストロダンが勝利しました。同産駒は、これで13世代連続クラシック制覇の偉業を達成したことになります。

現役時はもちろん、種牡馬になってからの凄さも語り尽くされてきた感のあるディープインパクト。記録を上げ出せばキリがありません。とはいえ、ダービーの中のダービーともいえる英ダービー馬を、日本産、海外産ともにわずか6頭ずつしかいない最終世代から送り出したことには、畏敬の念すら覚えます。

第二の馬生を考えるには早すぎるかもしれませんが、オーギュストロダン(この先無事に引退、種牡馬入りできたとして)や、既にGI馬を送り出したサクソンウォリアーなど、海外で走ったディープインパクトの後継種牡馬の産駒と、キズナやコントレイルなど、日本で走った後継種牡馬の産駒が世界のビッグレースで対決する日も、近い将来、間違いなくやってくるでしょう。

言い換えれば、ディープインパクト系種牡馬の産駒が世界を席巻する日がきてもまったく不思議ではなく、しかもそれは、そう遠い未来ではないのかもしれません。

また、ディープインパクト産駒は今回の勝利により、英ダービーとオークス、2000ギニー。仏ダービーとオークス、1000ギニー。さらに愛オークスと、欧州主要国の春クラシックをほぼ制したことになります。

逆に、海外で繋養されている一頭の種牡馬が日本のクラシックを総なめにした例はありません。ディープインパクトが欧州を制圧したとまではいいませんが、世界最高の種牡馬の一頭という事実に、異論の余地はないでしょう。


▽その他主宰者の予想コラム
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それでは予想に。

今回は、ディープインパクト産駒も4勝しているエプソムCの過去5年を深掘り調査。好走傾向から重視できそうな指標を探し出し、予想を組み立てます。

(1)前走人気
(2)生月
(3)キャリア
(4)馬齢
(5)前走頭数
(6)生産牧場
(7)前走馬体重の増減

近年の傾向から重視できそうな指標は、上記7項目。まずは(1)。前走人気です。
前走7番人気以下は[0-0-1-26/27]と、厳しい結果に終わっている当レース。

一方、前走6番人気以内で1800mか2000mのレースに出走。なおかつ、前走3から8枠を引いた馬は[5-4-2-12/23]。勝率21.7%、複勝率47.8%。単勝回収率219%、複勝回収率150%と、かなりの好成績でした。

(2)は、生月について。
なぜか、2月生まれが強いエプソムカップ。その中でも、前走4コーナーで7番手以内に位置していた馬は[2-4-2-7/15]。勝率13.3%、複勝率53.3%。単勝回収率192%、複勝回収率194%と、素晴らしい成績を収めています。

(3)は、キャリアです。
当レースは消耗の少ない馬が強く、中でもキャリア10戦以下。かつ、今回6から18番を引いた馬が[4-2-1-8/15]。勝率26.7%、複勝率46.7%。単勝回収率188%、複勝回収率136%と、こちらもかなりの好成績でした。

続いて(4)は馬齢。
(3)とやや重なりますが、エプソムCは4歳馬が強いレース。その中でも、前走上がりが4位以下は[2-2-2-6/12]。勝率16.7%、複勝率50.0%。単勝回収率132%、複勝回収率406%と、素晴らしい成績。

長い東京の直線を使っておこなわれる当レースです。ただ、4歳馬に関しては、前走上がり上位ではなく下位の方が強いというのは、イメージと異なるため注意が必要です。

次は(5)。前走頭数について。
エプソムCは、前走12頭立て以下のレースに500kg未満で出走した馬が[2-1-3-5/11]。勝率18.2%、複勝率54.5%。単勝回収率128%、複勝回収率140%。超抜の成績でした。

(6)は、生産牧場について。
当レースは社台ファーム生産馬が強く[1-1-2-6/10]。勝率10.0%、複勝率40.0%。単勝回収率221%、複勝回収率138%と、まずまずの成績です。

そして、最後は(7)。前走馬体重の増減について。
これは初めて取り上げる指標ですが、エプソムカップは、前走10kg以上体重を減らしていた馬が[1-3-0-6/10]。複勝率40.0%。複勝回収率121%と好走。

今回の出走馬では、前走の府中Sで12kg馬体を減らしながら勝利したレインフロムヘヴンのみ該当します。

これら7項目を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとしました。

◎17 ルージュエヴァイユ
○5  レインフロムヘヴン
▲12 エアファンディタ
☆2  マテンロウスカイ
△11 ヤマニンサルバム
△6  ショウナンマグマ
△10 ヤマニンサンパ
△9  ガロアクリーク
△15 ジャスティンカフェ
△16 ラストドラフト
△1  エアロロノア


【買い目】

・単勝 17
・馬単マルチ 17=1、2、5、6、9、10、11、12、15、16 計20点
・ワイド 17→1、2、5、6、9、10、11、12、15、16 計10点
・3連複軸1頭ながし 17→2、5、11、12 計6点


本命は、単独4項目に該当した牝馬ルージュエヴァイユ。以下、3項目該当のレインフロムヘヴン、エアファンディタ、マテンロウスカイの順に印をつけました。

昨年のフローラSで◎(5着)。オークス(6着)も☆を打ったルージュエヴァイユ。その後、条件戦は連勝しましたが、オープン再昇級後の近2走は大敗を喫しています。

ただ、愛知杯に関してはスタートが決まらず、前走メイSは直線で前が詰まり、なおかつ挟まれて競馬になっていません。馬場状態は気になりますが、そのメイSを含めても1800mは4戦3勝と得意距離。牡馬相手でも、十分にチャンスはあるとみました。

馬券は、ルージュエヴァイユの単勝と馬単マルチ、ワイド。そして、2項目以上に該当した4頭を相手に3連複軸1頭ながしを購入。ヤマニンサルバムがくれば跳ねそうですが、一方、冒頭に触れたディープインパクト産駒は、3頭中2頭がノーマークに……。嫌な予感しかしませんが、果たしてどうなるでしょうか。

それでは、日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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