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2023/07/11 17:30

【函館2歳S(GIII)攻略データコラム】世代最初の重賞 攻略のカギは前走上がり順位と枠順にアリ!

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函館2歳S(GIII) 2歳 馬齢 函館芝1200m
※過去10年のデータをもとに分析する。

■人気
・1人気【3.1.0.6】
 勝30.0% 複40.0%
・2人気【2.2.1.5】
 勝20.0% 複50.0%
・3人気【1.2.2.5】
 勝10.0% 複50.0%
・4人気【3.1.1.5】
 勝30.0% 複50.0%
・5人気【0.0.0.10】
 勝0.0% 複0.0%
・6-9人気【0.2.2.36】
 勝0.0% 複10.0%
・10人気以下【1.2.4.52】
 勝1.7% 複11.9%

1-3番人気を合わせると【6.5.3.16】で連対馬11頭を輩出し、勝率20.0%、複勝率46.7%を記録。毎年、少なくとも1頭は馬券に絡んでいる。

一方、1番人気は5年連続で馬券外に飛んでおり不振傾向。連対を果たした4頭はいずれも前走上がり3F1位で勝っている馬で、馬券外に沈んだ6頭は前走上がり2位または3位だった。2、3番人気を合わせて見ても、前走上がり1位だった馬は【4.3.2.3】、上がり2-3位だった馬は【0.0.0.12】、上がり4-5位だった馬【2.2.1.1】となっていた。つまり、上位人気馬は前走上がり最速馬か前走前めにつけた上がり4-5位馬を信頼すべきとなる。

6-9番人気と10番人気以下の複勝率はほぼ同じだが、期待値が高いのは実数、回収率ともに高い10番人気以下の馬。単勝オッズ100倍以上だと【0.0.0.22】で、99.9倍以内なら【1.2.4.30】複勝率18.9%、複勝回収率195%をマークする。

■前走クラス
・新馬【7.8.9.76】
 勝7.0% 複24.0%
・未勝利【3.2.1.25】
 勝9.7% 複19.4%
・地方【0.0.0.18】
 勝0.0% 複0.0%

新馬、未勝利では大きな差はないと見ていい。いずれも前走が芝で上がり1位だった馬は【6.5.3.27】勝率14.6%、複勝率34.1%を記録。また前述したように前走上がり4-5位馬も【2.2.2.11】勝率11.8%、複勝率35.3%と、上がり最速馬に並ぶ好成績をマークしていた。
能力比較が難しい世代最初の重賞だが、前走の上がり順位はある程度の指標となりそうだ。

頭を取り切れていないが、前走が芝1400m以上の新馬戦だった馬は【0.2.2.3】複勝率57.1%を記録しており、出走があればチェックしておきたい。

☆前走が芝で上がり1位☆
アガシ、クールベイビー、スカイキャンパス、ナナオ、ベアゴーゴ、レガテアドール

☆前走が芝で上がり4-5位☆
ロータスワンド

☆前走が芝1400m以上の新馬戦☆
バスターコール

■レース間隔
・連闘【1.0.0.12】
 勝7.7% 複7.7%
・中1週【2.4.1.26】
 勝6.1% 複21.2%
・中2週【3.2.3.38】
 勝6.5% 複17.4%
・中3週【3.0.3.21】
 勝11.1% 複22.2%
・中4週以上【1.4.3.22】
 勝3.3% 複26.7%

間隔をあけた中4週以上の馬が複勝ベースなら僅かに他を上回る成績だが、頭までと考える際には中1-3週の適度に間隔が詰まった馬を本命候補としたい。

☆中1-3週☆
アガシ、カレンナオトメ、クールベイビー、コルルディ、ゼルトザーム、チークタイム、ナスティウェザー、ナナオ、ベルパッション、ルージュレベッカ、レガテアドール、タヤスロンドン

■性別
・牡セン馬【5.5.6.57】
 勝6.8% 複21.9%
・牝馬【5.5.4.62】
 勝6.6% 複18.4%

性別で偏りはなく、連対数も牡・セン馬と牝馬で分け合う形。近年は3年連続で牝馬が勝利を果たしている。

■所属
・美浦【2.5.5.56】
 勝2.9% 複17.6%
・栗東【8.5.5.45】
 勝12.7% 複28.6%
・地方【0.0.0.18】
 勝0.0% 複0.0%

勝ち馬は関西馬優勢の傾向だが、穴をあけやすいのは関東馬。ただ、近年の世代戦では関東馬の勢いも負けず劣らずなので、取捨に迷った際の最終判断として東西比較を取り入れるといいかもしれない。

■騎手
・美浦【3.7.5.41】
 勝5.4% 複26.8%
・栗東【7.3.5.64】
 勝8.9% 複19.0%
・地方【0.0.0.13】
 勝0.0% 複0.0%
・外国【0.0.0.1】
 勝0.0% 複0.0%

騎手の所属別成績を見ても、勝利数は関西騎手が優勢となっている、一方で、複勝率で上回る関東騎手は単複回収率ともに100%を超えている。なかでも丸山騎手は【1.1.2.2】複勝率66.7%、複勝回収率318%と驚異の成績。地元・丹内騎手も【1.1.0.3】で回収率は単勝946%、複勝464%、横山武騎手が【0.1.1.1】複勝回収率353%となっている。

前走から同じ騎手の場合は【9.7.7.80】勝率8.7%、複勝率22.3%、乗り替わりの場合は【1.3.3.39】勝率2.2%、複勝率15.2%と、継続騎乗の馬を優先したい。

☆継続騎乗(想定)☆
アガシ、クールベイビー、コルルディ、スカイキャンバス、ゼルトザーム、タヤスロンドン、チークタイム、ベルパッション、ルージュレベッカ、レガテアドール、ロータスワンド

■脚質
・逃げ【2.1.0.7】
 勝20.0% 複30.0%
・先行【4.6.4.23】
 勝10.8% 複37.8%
・中団【3.1.4.44】
 勝5.8% 複15.4%
・後方【1.2.2.45】
 勝2.0% 複10.0%

スプリント戦、世代戦のセオリー通り安定感があるのは先行馬。逃げて連対できた馬はいずれも当日馬体重460キロ以上の馬格があった牡馬だった。行きたい馬も多くなるだけに、ハナを切るなら揉まれ弱さがありそうな華奢な馬や牝馬は割引が必要だ。

■枠
・1枠【1.1.1.14】
 勝5.9% 複17.6%
・2枠【0.0.3.15】
 勝0.0% 複16.7%
・3枠【1.4.3.10】
 勝5.6% 複44.4%
・4枠【0.1.2.16】
 勝0.0% 複15.8%
・5枠【1.1.0.16】
 勝5.6% 複11.1%
・6枠【3.2.0.15】
 勝15.0% 複25.0%
・7枠【1.1.0.17】
 勝5.3% 複10.5%
・8枠【3.0.1.16】
 勝15.0% 複20.0%
※通常Bコースが使用され、2020年のみAコースで行われたが、大きな差はなかったのでそれを含めた数字となる。

1-4枠が【2.6.9.55】勝率2.9%、複勝率23.6%、5-8枠が【8.4.1.64】勝率10.4%、複勝率16.9%で勝利数、勝率ともに外めの枠が圧倒。しかし複勝ベースで見ると内めの枠が優勢。

回収率を見ると、5-8枠は単勝111%も複勝は51%、1-4枠は単勝16%も複勝は139%。5-8枠のうち、4番人気以内に限ると【7.3.1.7】勝率38.9%をマークするので、人気サイドは外めの枠、相手として穴で狙いやすいのは内めの人気薄となる。

(Text:imai)

☆競馬評論家・田原基成氏の「重賞出走馬全頭分析」は【毎週木曜日】18時公開!

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