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齋藤翔人

2024/05/24 19:30

【葵ステークス2024予想】前走「3角3番手以内×上がり10位以内」は馬券内率63.6% 「8」のデータから好走馬を探る!【前編】 

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ダービーウィークの今週末は、重賞が3レース。土曜京都のメインは、1200mでおこなわれる唯一の3歳限定重賞、葵Sです。

GIII格付けされるのにやや時間を要した葵Sですが、2021年の1から3着馬、レイハリア、ヨカヨカ、オールアットワンスが、そこから3ヶ月以内に古馬混合の重賞を勝利。翌年からGIII格付けとなりました。
3頭以上の3歳馬が6から10月におこなわれた芝1200m以下の古馬混合重賞を制したのは、グレード制導入以降初。また、葵Sには出走しなかったものの、スプリンターズを制したピクシーナイトも3歳馬で、この年は2018年生まれ世代がスプリント路線を席巻しました。

惜しむらくは「九州産の星」と呼ばれ、北九州記念で熊本産馬初の重賞ウイナーとなったヨカヨカが、スプリンターズSに向けた調整中に骨折、引退を余儀なくされたこと。それでも、無事にオーナーの岡浩二氏が代表を務めるサンデーヒルズで繁殖入りし、初年度はキズナの牡馬、今年はコントレイルの牡馬を出産しています。
一方、レイハリアとオールアットワンスも昨年引退。今後は第二の馬生を歩み始めますが、数年後の葵SやスプリンターズSで3頭の産駒が激突なんてことになったら、これはもう堪りません。

といったところで、今回は葵Sの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。

(1)性別
(2)前走クラス
(3)前走距離
(4)前走3コーナーの位置取り
(5)騎手の東西別
(6)前走人気
(7)キャリア
(8)前走着差

近年の好走傾向から、買い条件となったのは上記8項目。その中で(1)は性別。ここは2パターン紹介します。まずは牝馬から。
牝馬は前走、芝のレースで馬体重が460kg以下。なおかつ、毛色が栗毛と青鹿毛以外だと[2-3-3-6/14]。勝率14.3%、複勝率57.1%。単勝回収率655%、複勝回収率328%と、該当馬の半数以上が好走。

該当馬=エトヴプレ、エポックヴィーナス、シカゴスティングなど6頭

一方、牡・せん馬は、前走芝のレースで馬体重が490kg以上。なおかつ関西馬が[1-2-1-5/9]。勝率11.1%、複勝率44.4%。単勝回収率36%、複勝回収率143%と、まずまずの成績でした。

該当馬=アウェイキング、クリスアーサー

(2)は、前走クラスについて。
出走馬の前走クラス別成績を見ると、好走率が高かったのは前走GI組とリステッド組。その中で、当時の馬番が5から18。かつ、今回乗り替わりとなる馬は[3-4-1-6/14]。勝率21.4%、複勝率57.1%。単勝回収率111%、複勝回収率212%。(1)の牝馬と同等の成績を残していました。

該当馬=エトヴプレ、シカゴスティング、ピューロマジックなど4頭

次は(3)。前走距離。
前走1400m組が今ひとつ振るわない当レース。一方、前走が芝1200mか1600m。かつ、前走人気<前走着順(前走1番人気3着など)、もしくは前走人気=前走着順だった馬は[2-2-3-6/13]。勝率15.4%、複勝率53.8%。単勝回収率84%、複勝回収率200%。こちらも、好走率は5割を超えています。

該当馬=アウェイキング、エポックヴィーナス、エリカカリーナ

(4)は、前走3コーナーの位置取りです。
短距離戦らしく、先行力のある馬が強さを発揮している葵S。前走、芝のレースの3コーナーで2、3番手に位置。なおかつ、10位以内の上がりをマークした馬は[4-2-1-4/11]。勝率36.4%、複勝率63.6%。単勝回収率847%、複勝回収率310%で、好走率はなんと6割を超えていました。

該当馬=エトヴプレ、エポックヴィーナス、ナナオなど6頭

折り返しの(5)は、騎手の東西別について。
過去5年の好走馬は、大半が栗東所属騎手騎乗馬。その中でも前走が芝。かつ、そのとき馬体重の増減がなかった馬は[3-1-1-6/11]。勝率27.3%、複勝率45.5%。単勝回収率875%、複勝回収率211%。好走率は僅かに5割を切っているものの、(4)と同様、勝率の高さは魅力です。

該当馬=ジョーローリット、エトヴプレ、ナナオ

(6)は前走人気で、ここも2パターン紹介します。まずは前走4番人気以内だった馬。
こちらは前走が京都か阪神。かつ、そのレースが条件戦以外であれば[1-3-2-4/10]。勝率10.0%、複勝率60.0%。単勝回収率23%、複勝回収率290%と、文句なしの成績。

該当馬=ガロンヌ、ナナオ、ピューロマジックなど5頭

一方、前走6番人気以下も、前走間隔が中4週から8週の馬に限定すると[2-1-1-4/8]。勝率25.0%、複勝率50.0%。単勝回収率1146%、複勝回収率287%。数は多くないものの、該当馬の半数が好走していました。

該当馬=エトヴプレ、シカゴスティング

続いては(7)。キャリアです。
近年の葵Sで、出走数が多く複勝率が25%以上あったのはキャリア5、6戦の馬。その中で、2、3月生まれ。なおかつ、ネイティヴダンサー系かニアークティック系種牡馬の産駒は[2-2-1-5/10]。勝率20.0%、複勝率50.0%。単勝回収率853%、複勝回収率317%。該当馬の半数が好走していました。

該当馬=アウェイキング

そして最後は(8)。前走着差について。
前走1着馬の出走数が断然多い当レース。重要なのはその勝ち方です。具体的には、前走2着につけた差が0秒2以上で、さらに今回の馬番が1から7番だと[3-1-2-2/8]。勝率37.5%、複勝率75.0%。単勝回収率1123%、複勝回収率323%。出走数は少ないものの、凄まじい成績を残していました。

該当馬=モンシュマン、ガロンヌ

後編】では、これら8項目の買い条件を踏まえ、葵ステークスの結論(印・買い目)を導き出します。

▽齋藤翔人の予想コラム【後編(印・買い目)】はコチラ!
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