競馬サロン

お宝DATAハンター リーダー・ハットリ
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2024/05/25 18:30
目黒記念2024 最終結論【DATA予想】シュトルーヴェに前走の逆転を狙う穴馬とは!?【重賞深掘りPROJECT】

☆日本ダービーのYouTube動画を公開中です!
【2024年ダービーをデータで的中!】ジャスティンミラノ、危うし!? 皐月賞上がり6位以下は【0.1.2.47】と過去10年勝利ナシ! イチオシは前走・仰天ラップを踏んだアノ馬!

こんばんは。そして、お初の方は、はじめまして。お宝DATAハンターのリーダー・ハットリです。
目黒記念がダービーのあとに行なわれるようになったのは、いつだったっけ? 7、8年前? と思って調べたら、なんと2006年から。もう20年近く前だったとは…。
「今日は伝統の目黒記念だ!」とか言って、のんびり競馬場に行ったのは、はるか昔だったのですね…。汗 武豊騎手騎乗でステイゴールドが目黒記念で念願の重賞初勝利を果たしたのが懐かしい…。
というわけで、伝統の目黒記念(GII、東京芝2500m)の予想に参りましょう。
■今年は大荒れはなさそう…
目黒記念は長距離のハンデ戦ということもあり、例年は良くも悪くも複数の穴馬に目移りするもの。実際、過去10年の3連単配当は4万5千円を切ったことがありませんし、10万馬券も半数の5回飛び出しています。
しかし今年のメンバーを見ると、うーん、フルゲート割れで頭数が少ないうえに、上位と下位の力量差が大きいですね。荒れそうな感じはほとんどありません…。
前走が重賞ではない下位条件からの好走パターンに合致する馬もいることにはいます。
たとえば前走3勝クラス組だと、過去10年のデータでは(本文中データの集計期間は断りがない限り以下同)、「前走3勝クラスを4番人気以内かつ上がり2位以内で着差0秒1以上つけて勝った馬」は【2.1.0.11】勝率14.3%、複勝率21.4%となり、さらにこれが4歳馬だと【1.1.0.2】勝率25.0%、複勝率50.0%という、立派な“お宝データ”になります。
今年のジューンアヲニヨシは前走・準OPの烏丸Sを3番人気で上がり1位で2着に0秒1差をつけて勝ち上がっています。このお宝データに合致して、すわ! これを買うしかないか! と思ったのですが、前日人気を見ると5番人気くらいに支持されています。
もちろん軽視はできませんが、重賞はおろかオープン初挑戦にもかかわらず、そこそこ人気になっている馬を強く推すことはできません。過去の好走馬3頭には一応オープンの出走経験はありましたから。また、その3頭とも前走は中山か東京の関東主場の3勝クラスを勝ち上がっていたのに対し、ジューンアヲニヨシは京都で勝ち上がっているうえ、関東遠征は今回が初めて。それも積極的になれない理由です。
また、前走リステッド・OP特別組では、「前走リステッドかOP特別の芝戦を9番人気以内かつ上がり3位以内で4着以内だった6歳以下の馬」は、【2.3.2.12】勝率10.5%、複勝率36.8%と、かなり狙えるデータがはじき出されます。
リステッドのメトロポリタンSで5番人気かつ上がり2位で3着だった6歳のシュヴァリエローズは、確かに買い条件をクリアしています。
しかし過去にこの条件をクリアして好走した馬を見ると、2014年8番人気1着のマイネルメダリスト以外は、当日4番人気以内に推されていた人気サイドだったんですよね。その証拠に、好走馬7頭はすべてハンデは前走と同斤か斤量増。つまりハンデキャッパーからGIIでも勝負になると思われていた馬のわけです。
一方、同条件をクリアしながらハンデが斤量減だった馬は【0.0.0.5】と全滅。そしてシュヴァリエローズは前走57キロから今走はハンデ56キロと、1キロ斤量が減っているのです。
というわけで、前走・非重賞組でデータ的に推したい馬はいません。それに先ほど紹介した“買いデータ”2件は無理くり捻り出した感が強いですしね。
というわけで、ここは今年の中心となる日経賞組から軸馬を選ぶことにしました。
まず、目黒記念の全体データとして、重視したいふたつのデータを挙げます。ひとつは先ほど少し触れた斤量の増減別データ。
■目黒記念 過去10年
斤量増減別成績
・斤量減/【2.4.4.79】
勝率2.2% 複勝率11.2%
・増減なし/【5.3.2.36】
勝率10.9% 複勝率21.7%
・斤量増/【3.3.4.24】
勝率8.8% 複勝率29.4%
近年のハンデ戦は、重いハンデのほうが走る傾向にあり、それはこの目黒記念にも当てはまります。上記のように、斤量増の複勝率が高いのに対し、斤量減は成績が悪くなっています。
もうひとつは、種牡馬系統別のデータです。
■目黒記念 過去10年
種牡馬系統別成績
・キングマンボ系/【5.1.1.24】
勝率16.1% 複勝率22.6%
・サンデーサイレンス系/【4.7.9.79】
勝率4.0% 複勝率20.2%
・ロベルト系/【0.1.0.11】
勝率0.0% 複勝率8.3%
キングマンボ系が過去10年で最多の5勝を挙げ、勝率16.1%は優秀な成績。サンデーサイレンス系は2、3着が多く、複勝率はそこまで差はないものの、やはり勝ち星や勝率で負けているのですから、ここはキングマンボ系が優勢と見てみたい。
東京芝2500mは東京の直線の坂をまるまる二度越えなければならないタフなコース。馬力の面ではキングマンボ系のほうがサンデー系よりも一枚上と見ているので、この成績の差は納得できます。
このふたつのデータを組み合わせると、【3.0.1.6】勝率30.0%、複勝率40.0%。さらにここからフタ桁人気馬を除外すると、【3.0.1.3】勝率42.9%、複勝率57.1%、単勝回収率271%、複勝回収率184%となります。
先ほど挙げたふたつの買いデータより単純に成績がいいうえに、データにも無理がありませんよね。笑 これこそまさに、お宝データといえます。
今年の該当馬は内からクロミナンス、ヒートオンビート、シュトルーヴェの3頭。この中から本命に指名するのは、ヒートオンビート(牡7、栗東・友道)です。
■日経賞は展開が向かなかった!
「ヒートオンビートを選んだのは、ただ単にもっとも人気がないからだろう。考え方が安直で浅ましい!」とお叱りの声も飛んできそうです。確かに半分は当たっているのですが(汗)、半分は“データ”に従ったからです。
というのも、面白いことに先のデータに該当した1番人気は2頭とも着外に敗れており、馬券になったのは、2番人気以下の馬だったのです。また2頭とも前走勝っていた馬でもありました。
1番人気で結果が出ていないのは、マークがキツくなることに加えて、前走勝っていた分、余力が少なかったからではないかと推測します。
データ該当馬のうち、シュトルーヴェは前走勝ち馬で、1番人気に推されることも確実。このデータから同馬を軸にすることはできませんでした。
さらにヒートオンビートを本命に選んだもうひとつの理由は、前走・日経賞の走りです。日経賞でヒートオンビートは7着に敗れ、この着順の悪さが1、2着のシュトルーヴェとクロミナンスとの人気の差に表れているのでしょう。
しかし今年の日経賞は例年になくハイペースに流れたレース。最初の900m通過タイムは53秒9で過去10年では2015年の53秒7に次ぐ速さ。3位は2017年の55秒1で、それより1秒以上速いラップタイムだったのです。
このハイペースはマテンロウレオが飛ばしたからで、ヒートオンビートは離された2番手ではありましたが、それでも厳しいペースだったのは間違いない。レース結果を見れば、差し勢が馬券内を独占。一方、ヒートオンビートは7着に負けたとはいえ、着差は0秒8で決して悲観するような内容ではなく、展開を考えれば頑張ったほうだと思います。
■日経賞は叩きで、狙いは目黒記念連覇では?
さらに昨年も日経賞を6着に負けてから、目黒記念で1着に巻き返し、6歳にして念願の重賞初制覇を成し遂げました。
そこで改めて、同馬の競馬場別成績を調べると、東京は【1.1.2.0】とオール馬券内であるのに対し、中山は【0.0.2.3】と連対したことがありません。中山よりも東京のほうが走る馬であり、何より目黒記念は昨年1着、3年前2着と、相性のいいレースなのです。
管理する友道厩舎も東京の芝重賞は22勝に対し、中山は8勝と、東京を得意としている厩舎。新潟の芝重賞が強いことでも有名なように、直線の長いコースで脚を伸ばす馬を作るのが抜群に上手い厩舎なのです。そもそも昨年のローテと結果を知っているわけですから、今年も日経賞は叩きで目黒記念連覇狙い、と陣営は考えているのではないでしょうか。
59キロのトップハンデも昨年同コースのアルゼンチン共和国杯で3着に走っておりすでに克服済み。しかもアルゼンチン共和国杯は目黒記念と違って軽ハンデが来るレースであり、実際先着を許した2頭はどちらも2キロ軽い57キロでした。そこで0秒2差に走れているのですから、心配する必要はないと思います。
ここまで買い条件が揃い、なんといってもディフェンディング・チャンピオンでありながら、1、2番人気にはなりそうにない。これを狙わない手はありません。ここはヒートオンビートから勝負します。
〈2024年 目黒記念 予想〉
◎5 ヒートオンビート
〇2 サトノグランツ
▲4 クロミナンス
☆9 シュトルーヴェ
注10 ナイトインロンドン
△8 マイネルウィルトス
△1 ジューンアヲニヨシ
△6 シュヴァリエローズ
△12 ケイアイサンデラ
買い目
【馬単/マルチ】5⇔2,4,9,10,8,1,6,12(16点)
【3連複/フォーメ】5=2,4,9,10=2,4,9,10,8,1,6,12(22点)
〇サトノグランツは2走前の日経新春杯3着を高く評価。のちに天皇賞・春で2着に好走するブローザホーンから0秒3差。しかもハンデは同馬より0.5キロ重かったからです。
この日経新春杯はハンデ戦ながら、今年の日経賞よりもレースレベルは上だったと見ています。実際2着のサヴォーナも天皇賞・春で6着に頑張りました。というわけで、日経賞の1、2着よりも上に見た次第。
☆シュトルーヴェより▲クロミナンスを上位にとったのは、単純にハンデが1キロ軽いから。日経賞は0秒1しか着差はありませんでしたし、その前走は鮫島駿騎手の好騎乗によりシュトルーヴェが先着を果たしたと思います。クロミナンスは枠も内に入りましたし、ここはモレよりルメを買います。
ヒートオンビートの鞍上は2走前の有馬記念に乗った坂井騎手が再騎乗。5番枠といいところに入りましたので、好位につけながら直線で渋太い脚を繰り出してほしいと思います。
■プロフィール
かつて「重賞攻略データ」班のチームリーダーを担当していたことから“リーダー・ハットリ”と名乗る。数あるデータの中から馬券に有効なデータを看破し、期待値の高い馬をピックアップ。高配当GETに全精力を傾ける! 無類の穴馬券好きで、これまで数々の高配当をプライベートで獲得。100万馬券は3回的中経験アリ!
■最近のスマッシュヒット
【2024年平安ステークス】
◎ハピで馬単6840円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17750/0/113
【2024年天皇賞・春】
◎テーオーロイヤル、☆ディープボンドで3連複7750円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17750/0/113
【2024年皐月賞】
ジャスティンミラノ本命で馬単5570円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17571/0/113
【2024年アンタレスS】
5人気ミッキーヌチバナ本命で馬単5530円&3連複2390円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17562/0/113
=重賞深掘りPROJECT関連動画=
【血統診断・日本ダービー】血統サイエンティスト・ドクトル井上
【馬体診断・日本ダービー】馬体アナリスト・伊藤
【調教診断・日本ダービー】調教ライター・西村武輝
【2024年ダービーをデータで的中!】ジャスティンミラノ、危うし!? 皐月賞上がり6位以下は【0.1.2.47】と過去10年勝利ナシ! イチオシは前走・仰天ラップを踏んだアノ馬!

こんばんは。そして、お初の方は、はじめまして。お宝DATAハンターのリーダー・ハットリです。
目黒記念がダービーのあとに行なわれるようになったのは、いつだったっけ? 7、8年前? と思って調べたら、なんと2006年から。もう20年近く前だったとは…。
「今日は伝統の目黒記念だ!」とか言って、のんびり競馬場に行ったのは、はるか昔だったのですね…。汗 武豊騎手騎乗でステイゴールドが目黒記念で念願の重賞初勝利を果たしたのが懐かしい…。
というわけで、伝統の目黒記念(GII、東京芝2500m)の予想に参りましょう。
■今年は大荒れはなさそう…
目黒記念は長距離のハンデ戦ということもあり、例年は良くも悪くも複数の穴馬に目移りするもの。実際、過去10年の3連単配当は4万5千円を切ったことがありませんし、10万馬券も半数の5回飛び出しています。
しかし今年のメンバーを見ると、うーん、フルゲート割れで頭数が少ないうえに、上位と下位の力量差が大きいですね。荒れそうな感じはほとんどありません…。
前走が重賞ではない下位条件からの好走パターンに合致する馬もいることにはいます。
たとえば前走3勝クラス組だと、過去10年のデータでは(本文中データの集計期間は断りがない限り以下同)、「前走3勝クラスを4番人気以内かつ上がり2位以内で着差0秒1以上つけて勝った馬」は【2.1.0.11】勝率14.3%、複勝率21.4%となり、さらにこれが4歳馬だと【1.1.0.2】勝率25.0%、複勝率50.0%という、立派な“お宝データ”になります。
今年のジューンアヲニヨシは前走・準OPの烏丸Sを3番人気で上がり1位で2着に0秒1差をつけて勝ち上がっています。このお宝データに合致して、すわ! これを買うしかないか! と思ったのですが、前日人気を見ると5番人気くらいに支持されています。
もちろん軽視はできませんが、重賞はおろかオープン初挑戦にもかかわらず、そこそこ人気になっている馬を強く推すことはできません。過去の好走馬3頭には一応オープンの出走経験はありましたから。また、その3頭とも前走は中山か東京の関東主場の3勝クラスを勝ち上がっていたのに対し、ジューンアヲニヨシは京都で勝ち上がっているうえ、関東遠征は今回が初めて。それも積極的になれない理由です。
また、前走リステッド・OP特別組では、「前走リステッドかOP特別の芝戦を9番人気以内かつ上がり3位以内で4着以内だった6歳以下の馬」は、【2.3.2.12】勝率10.5%、複勝率36.8%と、かなり狙えるデータがはじき出されます。
リステッドのメトロポリタンSで5番人気かつ上がり2位で3着だった6歳のシュヴァリエローズは、確かに買い条件をクリアしています。
しかし過去にこの条件をクリアして好走した馬を見ると、2014年8番人気1着のマイネルメダリスト以外は、当日4番人気以内に推されていた人気サイドだったんですよね。その証拠に、好走馬7頭はすべてハンデは前走と同斤か斤量増。つまりハンデキャッパーからGIIでも勝負になると思われていた馬のわけです。
一方、同条件をクリアしながらハンデが斤量減だった馬は【0.0.0.5】と全滅。そしてシュヴァリエローズは前走57キロから今走はハンデ56キロと、1キロ斤量が減っているのです。
というわけで、前走・非重賞組でデータ的に推したい馬はいません。それに先ほど紹介した“買いデータ”2件は無理くり捻り出した感が強いですしね。
というわけで、ここは今年の中心となる日経賞組から軸馬を選ぶことにしました。
まず、目黒記念の全体データとして、重視したいふたつのデータを挙げます。ひとつは先ほど少し触れた斤量の増減別データ。
■目黒記念 過去10年
斤量増減別成績
・斤量減/【2.4.4.79】
勝率2.2% 複勝率11.2%
・増減なし/【5.3.2.36】
勝率10.9% 複勝率21.7%
・斤量増/【3.3.4.24】
勝率8.8% 複勝率29.4%
近年のハンデ戦は、重いハンデのほうが走る傾向にあり、それはこの目黒記念にも当てはまります。上記のように、斤量増の複勝率が高いのに対し、斤量減は成績が悪くなっています。
もうひとつは、種牡馬系統別のデータです。
■目黒記念 過去10年
種牡馬系統別成績
・キングマンボ系/【5.1.1.24】
勝率16.1% 複勝率22.6%
・サンデーサイレンス系/【4.7.9.79】
勝率4.0% 複勝率20.2%
・ロベルト系/【0.1.0.11】
勝率0.0% 複勝率8.3%
キングマンボ系が過去10年で最多の5勝を挙げ、勝率16.1%は優秀な成績。サンデーサイレンス系は2、3着が多く、複勝率はそこまで差はないものの、やはり勝ち星や勝率で負けているのですから、ここはキングマンボ系が優勢と見てみたい。
東京芝2500mは東京の直線の坂をまるまる二度越えなければならないタフなコース。馬力の面ではキングマンボ系のほうがサンデー系よりも一枚上と見ているので、この成績の差は納得できます。
このふたつのデータを組み合わせると、【3.0.1.6】勝率30.0%、複勝率40.0%。さらにここからフタ桁人気馬を除外すると、【3.0.1.3】勝率42.9%、複勝率57.1%、単勝回収率271%、複勝回収率184%となります。
先ほど挙げたふたつの買いデータより単純に成績がいいうえに、データにも無理がありませんよね。笑 これこそまさに、お宝データといえます。
今年の該当馬は内からクロミナンス、ヒートオンビート、シュトルーヴェの3頭。この中から本命に指名するのは、ヒートオンビート(牡7、栗東・友道)です。
■日経賞は展開が向かなかった!
「ヒートオンビートを選んだのは、ただ単にもっとも人気がないからだろう。考え方が安直で浅ましい!」とお叱りの声も飛んできそうです。確かに半分は当たっているのですが(汗)、半分は“データ”に従ったからです。
というのも、面白いことに先のデータに該当した1番人気は2頭とも着外に敗れており、馬券になったのは、2番人気以下の馬だったのです。また2頭とも前走勝っていた馬でもありました。
1番人気で結果が出ていないのは、マークがキツくなることに加えて、前走勝っていた分、余力が少なかったからではないかと推測します。
データ該当馬のうち、シュトルーヴェは前走勝ち馬で、1番人気に推されることも確実。このデータから同馬を軸にすることはできませんでした。
さらにヒートオンビートを本命に選んだもうひとつの理由は、前走・日経賞の走りです。日経賞でヒートオンビートは7着に敗れ、この着順の悪さが1、2着のシュトルーヴェとクロミナンスとの人気の差に表れているのでしょう。
しかし今年の日経賞は例年になくハイペースに流れたレース。最初の900m通過タイムは53秒9で過去10年では2015年の53秒7に次ぐ速さ。3位は2017年の55秒1で、それより1秒以上速いラップタイムだったのです。
このハイペースはマテンロウレオが飛ばしたからで、ヒートオンビートは離された2番手ではありましたが、それでも厳しいペースだったのは間違いない。レース結果を見れば、差し勢が馬券内を独占。一方、ヒートオンビートは7着に負けたとはいえ、着差は0秒8で決して悲観するような内容ではなく、展開を考えれば頑張ったほうだと思います。
■日経賞は叩きで、狙いは目黒記念連覇では?
さらに昨年も日経賞を6着に負けてから、目黒記念で1着に巻き返し、6歳にして念願の重賞初制覇を成し遂げました。
そこで改めて、同馬の競馬場別成績を調べると、東京は【1.1.2.0】とオール馬券内であるのに対し、中山は【0.0.2.3】と連対したことがありません。中山よりも東京のほうが走る馬であり、何より目黒記念は昨年1着、3年前2着と、相性のいいレースなのです。
管理する友道厩舎も東京の芝重賞は22勝に対し、中山は8勝と、東京を得意としている厩舎。新潟の芝重賞が強いことでも有名なように、直線の長いコースで脚を伸ばす馬を作るのが抜群に上手い厩舎なのです。そもそも昨年のローテと結果を知っているわけですから、今年も日経賞は叩きで目黒記念連覇狙い、と陣営は考えているのではないでしょうか。
59キロのトップハンデも昨年同コースのアルゼンチン共和国杯で3着に走っておりすでに克服済み。しかもアルゼンチン共和国杯は目黒記念と違って軽ハンデが来るレースであり、実際先着を許した2頭はどちらも2キロ軽い57キロでした。そこで0秒2差に走れているのですから、心配する必要はないと思います。
ここまで買い条件が揃い、なんといってもディフェンディング・チャンピオンでありながら、1、2番人気にはなりそうにない。これを狙わない手はありません。ここはヒートオンビートから勝負します。
〈2024年 目黒記念 予想〉
◎5 ヒートオンビート
〇2 サトノグランツ
▲4 クロミナンス
☆9 シュトルーヴェ
注10 ナイトインロンドン
△8 マイネルウィルトス
△1 ジューンアヲニヨシ
△6 シュヴァリエローズ
△12 ケイアイサンデラ
買い目
【馬単/マルチ】5⇔2,4,9,10,8,1,6,12(16点)
【3連複/フォーメ】5=2,4,9,10=2,4,9,10,8,1,6,12(22点)
〇サトノグランツは2走前の日経新春杯3着を高く評価。のちに天皇賞・春で2着に好走するブローザホーンから0秒3差。しかもハンデは同馬より0.5キロ重かったからです。
この日経新春杯はハンデ戦ながら、今年の日経賞よりもレースレベルは上だったと見ています。実際2着のサヴォーナも天皇賞・春で6着に頑張りました。というわけで、日経賞の1、2着よりも上に見た次第。
☆シュトルーヴェより▲クロミナンスを上位にとったのは、単純にハンデが1キロ軽いから。日経賞は0秒1しか着差はありませんでしたし、その前走は鮫島駿騎手の好騎乗によりシュトルーヴェが先着を果たしたと思います。クロミナンスは枠も内に入りましたし、ここはモレよりルメを買います。
ヒートオンビートの鞍上は2走前の有馬記念に乗った坂井騎手が再騎乗。5番枠といいところに入りましたので、好位につけながら直線で渋太い脚を繰り出してほしいと思います。
■プロフィール
かつて「重賞攻略データ」班のチームリーダーを担当していたことから“リーダー・ハットリ”と名乗る。数あるデータの中から馬券に有効なデータを看破し、期待値の高い馬をピックアップ。高配当GETに全精力を傾ける! 無類の穴馬券好きで、これまで数々の高配当をプライベートで獲得。100万馬券は3回的中経験アリ!
■最近のスマッシュヒット
【2024年平安ステークス】
◎ハピで馬単6840円的中!
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【2024年天皇賞・春】
◎テーオーロイヤル、☆ディープボンドで3連複7750円的中!
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【2024年皐月賞】
ジャスティンミラノ本命で馬単5570円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17571/0/113
【2024年アンタレスS】
5人気ミッキーヌチバナ本命で馬単5530円&3連複2390円的中!
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