◆【随時更新中｜2/2(日)的中速報】4週重賞Vの塾長岡井、東西GI前哨戦攻略なるか！新主宰者も一発狙いで虎視眈々！【根岸S/シルクロードS2025予想】

少し前のことですが、現地時間23日、米国競馬の年度表彰「エクリプス賞」の受賞馬が発表されました。

年度代表馬に選出されたのはソーピードアンナ。牝馬の受賞はハバディグレイス以来13年ぶり、3歳牝馬ではレイチェルアレクサンドラ以来15年ぶり2頭目の快挙です。

昨年の同馬の成績は7戦6勝2着1回で、ブリーダーズCディスタフやケンタッキーオークスなどGI5勝。唯一敗れたトラヴァーズSは牡馬フィアースネスと僅差の接戦でした。ちなみに、このとき3着のシエラレオーネは、続くブリーダーズCクラシックでフィアースネスに雪辱を果たして勝利しただけに、ソーピードアンナの2着は非常に価値あるものだったといえます。

そんなソーピードアンナは、管理するK・マクピーク調教師が22年秋のファシグ・ティプトン1歳セールにおいて、僅か4万ドルで落札した馬です。ただ、牝系は優秀で、7代母コスマーは大種牡馬ヘイロー（サンデーサイレンスの父）の母であり、コスマーの半妹ナタルマも大種牡馬ノーザンダンサーの母。先日種牡馬入りしたダート最強馬レモンポップも同じ一族の出身です。

年末にあごの骨片除去手術を受け、現在休養中のソーピードアンナは今年も現役を続行する予定。将来、無事に繁殖入りすれば、ひょっとすると日本の大手牧場が導入を……、なんてことを妄想してしまいますが、果たしてどうなるでしょうか。今後の動向に注目です。

それでは予想に。

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今回は、シルクロードSの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

（1）前走3コーナーの位置取り
（2）馬齢
（3）乗り替わりの有無
（4）前走着順
（5）前走人気
（6）前走頭数
（7）母父の系統
（8）キャリア
（9）父の系統

近年の好走傾向から買い条件となったのは上記9項目。その中で（1）は前走3コーナーの位置取りについて。
今年は開幕週におこなわれるため傾向が変わりそうですが、過去5年のシルクロードSは、前走、後方に位置していた馬の健闘が目立っていました。とりわけ、前走3コーナーで5番手以下に位置し、毛色が鹿毛と黒鹿毛以外。なおかつ3、4月に生まれた馬は［3-3-3-9/18］。勝率16.7％、複勝率50.0％。単勝回収率81％、複勝回収率121％。該当馬の半数が好走しています。
◇該当馬＝クファシル、カピリナ、レッドアヴァンティ

（2）は馬齢。
4歳馬が断然強い当レース。中でも、前走の斤量が55キロ以外だった4歳馬は［4-1-3-7/15］。勝率26.7％、複勝率53.3％。単勝回収率、複勝回収率とも128％。文句なしの成績でした。
◇該当馬＝ペアポルックス、ピューロマジック、ソンシ

（3）は乗り替わりの有無です。
出走馬を継続騎乗組と乗り替わり組に分けた際、優勢だったのは継続騎乗組のほう。そのうち、今回の斤量が54キロ以下か、56キロから57.5キロ。なおかつ前走時、馬体重減か増減なしかプラス2kgだった馬は［2-2-4-6/14］。勝率14.3％、複勝率57.1％。単勝回収率57％、複勝回収率136％と、6割に迫る複勝率です。
◇該当馬＝メイショウソラフネ

次は（4）。前走着順について。
前走3勝クラス1着、もしくは重賞かリステッド含むオープンで3から5着と惜敗した馬が好調な当レース。その中でも、前走と今回の斤量が同じ、もしくは前走から2キロ以上重くなる馬は［4-2-2-4/12］。勝率33.3％、複勝率66.7％。単勝回収率188％、複勝回収率164％と、凄まじい成績でした。
◇該当馬＝シロン

（5）は前走人気で、ここは2パターンご紹介します。まずは、前走2番人気以内だった馬。
こちらは前走、中山以外のレースに出走した馬が［1-3-3-5/12］。勝率8.3％、複勝率58.3％。単勝回収率27％、複勝回収率117％で、複勝率は（3）とほぼ同じ。
◇該当馬＝スリーアイランド、クファシル、ソンシ

一方、奇妙な区切り方になってしまいますが、前走5、6番人気、かつ前走馬体重が460kg以上だった馬も負けておらず［2-2-1-4/9］。勝率22.2％、複勝率55.6％。単勝回収率153％、複勝回収率151％と、文句なしの成績でした。
◇該当馬＝シロン、レッドアヴァンティ

続いては（6）。前走頭数です。
多頭数のレースで揉まれてきた馬が頑張るシルクロードS。具体的には、前走の出走頭数が17頭立て以上、かつ前走レースの出走条件が3歳以上だった馬は［2-2-2-5/11］。勝率18.2％、複勝率54.5％。単勝回収率95％、複勝回収率140％。これまた文句なしの成績を残していました。
◇該当馬＝ウインカーネリアン、マイヨアポア

（7）は母父の系統で、ここも2パターンご紹介します。まずは、ニアークティック系とネイティヴダンサー系以外の種牡馬を母父に持つ馬。
こちらは、前走上がり2位以内だと［1-2-3-5/11］。勝率9.1％、複勝率54.5％。単勝回収率60％、複勝回収率173％で、複勝率は（6）と同じ。
◇該当馬＝クファシル、マイヨアポア

一方、その逆。ニアークティック系かネイティヴダンサー系種牡馬を母父に持つ馬は、前走からの間隔が中9週から18週だと［3-2-1-2/8］。勝率37.5％、複勝率75.0％。単勝回収率200％、複勝回収率170％。該当馬は少ないものの、凄まじい成績です。
◇該当馬＝ウインカーネリアン、レッドアヴァンティ

（8）はキャリアについて。
（2）とやや重なりますが、シルクロードSで強いのは消耗が少ない馬。中でも、キャリア10戦以下、かつ今回の馬番が1から12の馬は［4-0-3-2/9］。勝率44.4％、複勝率77.8％。単勝回収率214％、複勝回収率140％と、凄まじい成績。特に、勝ち切っている点は魅力といえるでしょう。
◇該当馬＝ペアポルックス、セントメモリーズ、ダノンタッチダウン、クファシル

そして最後は（9）。父の系統。
ノーザンダンサー系を中心とするニアークティック系種牡馬の産駒が好調な当レース。そのうち、前走がリステッド以外、かつ栗東所属騎手が騎乗する馬は［1-3-1-3/8］。勝率12.5％、複勝率62.5％。単勝回収率82％、複勝回収率126％と、こちらも素晴らしい成績でした。
◇該当馬＝ピューロマジック、スリーアイランド

これら9つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎7クファシル
○15レッドアヴァンティ
▲1ペアポルックス
☆9ウインカーネリアン
△8シロン
△4スリーアイランド
△2ピューロマジック
△16ソンシ

【単勝】7（1点）
【馬単/マルチ】7⇔15,1,9,8,4,2,16（14点）
【ワイド】7＝15,1,9,8,4,2,16（7点）
【3連複/軸2頭】7,15＝1,9,8,4,2,16（6点）

4項目合致で本命候補だったビッグシーザーが59.5キロのハンデを嫌い回避。そのため、唯一4項目に合致したクファシルを本命、3項目合致のレッドアヴァンティを対抗としました。

2年前のシンザン記念で1番人気に推されながら7着に終わり、それも含め5戦連続着外と低迷してしまったクファシル。さらに骨折が判明し休養を余儀なくされましたが、復帰後は4戦3勝2着1回と復活を果たしました。
2代母エアグルーヴは4歳時に天皇賞（秋）を制し、父モーリスも、4歳シーズンに才能を開花させた晩成タイプ。同じように充実の4歳シーズンを過ごしたクファシルが、明け5歳の初戦で重賞初制覇に挑みます。

馬券は、クファシルの単勝と同馬からの馬単マルチ、ワイドを購入。さらに、これら2頭を軸にした3連複ながしも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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