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田原基成

2022/11/03 18:00

キラーアビリティほか、2022アルゼンチン共和国杯出走予定馬18頭

340


・アフリカンゴールド
斤量57キロ以上では【0-0-0-6】。先行して大失速した前走内容から、復調には時間がかかりそうだ。

・カントル
前走は新潟の3勝クラスを勝利。そこからいきなりの重賞挑戦は楽ではない印象だが、3走前の東京芝2400mではアイアンバローズ、シルヴァーソニックといったのちの重賞馬券内馬とタイム差なしの接戦を演じていた。距離延長ローテの成績は【2-1-1-1】。高速馬場に向くタイプである点も含め、ヒモ穴候補として警戒したい。

・キラーアビリティ
昨年のホープフルS勝ち馬。GI馬の称号を引っ提げて臨んだ春のクラシック戦線だったが2戦とも掲示板外に敗れてしまった。スワーヴリチャードやオーソリティが制したように3歳馬と相性の良いレースだが、過去10年のアルゼンチン共和国杯において、ディープインパクト産駒は【0-1-0-19】。東京芝適性を証明済みとも言い切れず、ここは押さえ程度が妥当か。

・キングオブドラゴン
重賞では馬券外が続く現状。再度重賞のメンバー相手に臨むここも厳しい印象だが、今回は左回り替わりが大きなアドバンテージとなりそうだ。左回りの芝では【0-5-1-1】。唯一の馬券外も、のちの重賞勝ち馬ジェラルディーナと0秒2差なら評価は下がらない。ハーツクライ産駒と好相性のレースでの一変を警戒する。

・コトブキテティス
オープンクラス昇級後は馬券内なし。牡馬混合の重賞では厳しいだろう。

・ダンディズム
これまで挙げた4勝中3勝が道悪もしくは冬競馬で時計のかかる芝。前走この舞台で先着を許した馬も出走する今回、前進を望むのは酷に映る。

・テーオーロイヤル
今年に入るとダイヤモンドS勝利、天皇賞・春3着と充実期を迎える1頭。秋初戦のオールカマーも好走が期待されたが、1-3着を馬番3番以内が占める極端なイン有利馬場に泣かされた印象だ。その実績からトップハンデでの参戦となるが、斤量58キロの天皇賞・春は今回人気の一角が予想されるヒートオンビートに0秒6の先着。悲観する斤量ではないと思うし、過去10年のアルゼンチン共和国杯において、芝2500m以上の重賞勝ちがある4歳馬は【3-0-0-1】。ここは中心視の評価も可能だろう。

・ディアマンミノル
重賞では【0-0-0-12】と馬券内に入れない現状。フタ桁着順が続く現状を鑑みたとき、強調材料は乏しい印象だ。

・ハーツイストワール
果敢に挑んだ2走前の天皇賞・春は惨敗を喫したが、リステッド競走の前走札幌日経オープンを勝利。再度重賞の舞台へと舞い戻った。この馬の成績を振り返ると、馬券外に敗れた4戦中3戦が稍重もしくは時計のかかる洋芝。適性の所在は明らかと言える。東京芝では【3-5-0-1】掲示板外なしと抜群の安定感を誇り、昨年11月にはジャックドールの2着あり。6歳だがコンスタントに使えないため使い減りもしておらず、要警戒の1頭だ。

・ヒートオンビート
1人気に支持された前走新潟記念は5着。夏競馬を連戦した疲れがあったのか、本来の力を発揮できなかった印象を受けた。芝2500mでは【0-1-1-0】と大崩れがなく、その2戦は当舞台の目黒記念2着とタイトルホルダー、ボッケリーニ相手の日経賞3着。距離延長は歓迎のクチで、それに過去10年のアルゼンチン共和国杯における戸崎圭太の成績【1-3-1-2】を加味したとき、軽視できない1頭と言えるだろう。

・プレシャスブルー
リステッド競走でも掲示板外に敗れる現状。厳しい。

・ブレークアップ
休み明けで臨んだ前走六社Sを勝利。全4勝中3勝を挙げる道悪での施行もプラスに働いたのだろう。過去の走破時計から高速馬場傾向の東京芝は不適条件にも思えるが、過去10年のアルゼンチン共和国杯において、前走東京芝2400mを勝利した馬の成績は【2-2-2-2】。芝2500mでは大崩れがない同馬の特性を考えたとき、ノーマークにはできない。

・ボスジラ
得意の洋芝で勝利を掴んだ前走。非重賞の札幌芝2600mであれば来年もチャンスは十分だと思われるが、重賞では【0-0-0-6】掲示板内なし。昨年のこのレースも15着に敗れており、連続好走は至難の業と言えそうだ。

・マイネルファンロン
休み明けの前走は見せ場なく敗退。時計のかかる馬場もしくは直線の短い内回りコースが合うタイプで、高速馬場の東京芝替わりがプラスに働くとは思えない。

・ユーキャンスマイル
前走新潟記念は久々の馬券内。上がり3F最速での連対と、まだまだ衰え知らずであることをアピールした。とはいえ当時を振り返ると、2-4着馬までが馬番フタ桁番。開催が進んだことで外有利のトラックバイアスでの施行だった点は否定できない。2年前に馬券外に敗れた舞台替わりで迎える今回、再度の好走へのハードルは高そうだ。

・ラストドラフト
昨秋以降は不振にあえいでいたが、前走オクトーバーSで久々の馬券内を確保。斤量58キロかつ芝2000mでの好走は着順以上に高く評価できるものだ。とはいえ当時は1-4着馬のうち3頭が道中10番手以下の極端な差し有利馬場。テンにいけなくなっている脚質に加えて前走逃げた馬がゼロのメンバー構成でもあり、差し損ねのイメージが頭をよぎってしまう。

・レインカルナティオ
3勝クラスを制して臨む馬。充実期にあることは間違いないが、近2走の好走は洋芝に稍重といずれも時計のかかる馬場コンディションだった。スローの上がり勝負に屈した3走前の内容を見るより、上級クラスでは道悪もしくは時計のかかる良馬場がベスト。その条件に替わるタイミングを待ちたい。

・レッドサイオン
リステッド競走でもフタ桁着順に敗れる現状。厳しい。


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