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競馬サロン

調教ライター 西村武輝

2024/06/21 13:10

宝塚記念2024 調教からの有力馬&穴馬ジャッジ!【重賞深掘りPROJECT】

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「宝塚記念」全頭追い切り診断動画はこちら!

【宝塚記念 2024|調教診断】ドウデュース万全も……逆転候補なら「中間猛時計」のこの馬!新馬戦追い切り推奨馬も必見

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毎週金曜、その週メイン重賞の気になる有力馬&穴馬を「追い切り」目線で徹底解説、および「S」「A」「B」の3段階で格付け。今週の対象は競馬の祭典「宝塚記念」です!

■ドウデュース

【中間調整】3歳春に日本ダービーを制覇。昨年の4歳シーズンはドバイターフ取り消し、国内復帰戦の天皇賞・秋で7着大敗など苦難の時期が続いたが、オーラス有馬記念で見事な復活Vを果たし3つ目のGIタイトルを手にした国内最強馬だ。今季は昨年同様ドバイターフに挑み、まともに前が塞がる不利がありながら0秒3差5着と健闘。昨年は秋まで大きく休んだが、今回はダメージが少なく4月上旬の時点で宝塚記念へ進むことが陣営サイドから表明された。

帰国検疫、ノーザンファームしがらきでの休養を経て5月17日に栗東へ帰厩。プール調整でじっくりケアされたのち、24日に初時計として坂路15-15をこなす。30日の時点でCW5F66秒8-1F11秒2(強め)と速い時計をマーク、2週前追いで3頭併せで楽に最先着と調整は順調そのものだ。そして、武豊騎手が騎乗した1週前追いはCWで2頭を追走する3頭併せを敢行。大きく先行させた2頭をジワッと追い詰めると、直線序盤であっさり抜き去り先頭へ。そこから気を抜かさないよう、鞍上は適度に気合いを入れると馬もしっかり応えラスト1F10秒8(強め)を計時。6F全体79秒8という圧巻のデモンストレーションだった。16日の日曜追いでも末をしっかり伸ばし、楽な手応えでCW1F10秒9をマークしている。

【最終追い切り】日曜までに負荷は十二分に掛かっており、レース当週は足慣らし程度でOK。芝コースで3歳未勝利を追走し、折り合いに専念させた。相手に並び掛けてから逆手前のままでの併走となったが、オーバーワークを割けてのものでまったく問題なし。素軽さを保ち、相手に合わせるようにして併入とした。

【見解】常に動くタイプの馬ではあるが、この中間の迫力は際立ったものがある。現状の栗東CWはある程度時計が出やすいコンデイションとはいえ、中間初めてしっかり時計を出した5月30日の時点でCWラスト1F11秒2。以降は10秒台を当たり前のように連発できており、馬自身の充実ぶりは目覚ましい。帰国初戦、初の京都と懸念材料が立ちはだかるが、それを大きく凌駕する圧倒的な攻め気配。ファン投票に応える走りに期待していいだろう。

総合評価「S」

■ルージュエヴァイユ

【中間調整】昨年4歳シーズンに本格化を果たし、秋は府中牝馬Sでハナ差2着、エリザベス女王杯で0秒1差2着という走りを見せた。今季初戦、エリザベス女王杯と同じ京都芝2200mの京都記念は不可解な8着に終わるも、そこから中6週の大阪杯では勝ち馬にベラジオオペラにタイム差なしの3着と一線級牡馬相手に健闘を果たしている。

その後、エリザベス女王杯と同じ京都芝2200mの宝塚記念へ進むのは既定路線。休養を挟んで5月24日に美浦へ戻り、調整が進んでいる。帰厩そうそうの26日に坂路2F26秒5(馬なり)と終いをしっかり伸ばせたあたり、牧場での調整は相当順調だったようだ。2週前のウッド単走で5F65秒0-1F10秒8(強め)とハイレベルな時計をマーク。そして1週前追いではウッド5F64秒4-1F10秒8(一杯)と2週前より外を回しながらの猛時計を出し、3頭併せで最先着。以前はあったモタれる面を見せなかったのは好感。

【最終追い切り】レース当週は坂路で併せ馬。1週前に猛時計を出しており、輸送を控える今週は調整程度となった。1勝クラスを目標に楽な手応えを保ったままスムーズにギアを上げ、まったくの自然体で抜け出し1馬身の先着を果たしている。この日も好バランスで走れており、心身充実ぶりは顕著。

【見解】この馬も常に攻めはよく見せるタイプだが、牧場でのリフレッシュと事前準備がよほど順調だったのか、この中間は攻めを数段階強化。以前は蹄に弱さを抱えていたのがウソのような充実の調整をこなしている。モタれる悪癖も見せず、まさに目下完成形を迎えた感。雨馬場がどうかだが、名手・川田騎手は鬼に金棒と言えるし、ドウデュースを逆転するとすればこの馬か。

総合評価「A」


■プラダリア

【中間調整】3歳春に青葉賞を制覇。同年秋は状態を崩したようだが、4歳シーズンは比較的安定して走り秋に重賞2勝目となる京都大賞典勝ちをモノにし、2走前には京都記念を制して自身GII3勝目とした。大阪杯6着後はいずれも重賞で【2.0.0.0】と好相性の京都で行われる宝塚記念へ進むことに。

5月24日に帰厩し、若干時間を置いてから30日に坂路14-14で体をほぐしたのが初時計。以降、坂路とCW併用で丹念に本数をこなしている。1週前追いは松山騎手を背にCWで1勝クラスを追走。脚力の違いで早めに抜け出すが、フワりとしてしまったのか鞍上がしっかり追ってなんとかリードを保つという内容だった。

【最終追い切り】レース当週は坂路単走で池添師が終いの反応を見る内容。渋った馬場を苦にしたか、やや踏み込みは浅め。ラストはおっつけられてジワッと伸びるような状況だった。フォームそのものはブレなく安定していたが、気持ちの面でどうかという雰囲気。

【見解】攻めは順調だし、動きには実力馬らしい一定の力強さもある。しかし、素軽さに欠け反応面でのチグハグさがあるのは否めないところ。精神的にまだ乗り切れていないのかもしれない。京都大賞典が中4週、京都記念が中6週といずれも使われてからの勝利。今回は中11週でひと息入っている分の割引は必要かもしれない。

総合評価「B」

<【重賞深掘りプロジェクト】 調教ライター 西村武輝>
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。UMAJINでは「競馬サロン」開設以前から毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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