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競馬サロン

馬体アナリスト 伊藤

2024/08/10 18:00

小倉記念2024 最終結論【馬体】中日新聞杯を参考に○○○産駒で「直飛」の馬を狙う【重賞深掘りPROJECT】

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《馬体アナリスト 伊藤の最新動画》
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《小倉記念の馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

関屋記念のコラムでも触れましたが、角田大河騎手の訃報に接し、同騎手のご冥福を心からお祈り申し上げます。


それでは日曜重賞・小倉記念の予想を進めていきます。

ここまでの予想コラムで述べた内容と重なり恐縮ですが、私の重賞の予想方法は

(1)過去好走馬の馬体分析
(2)馬体以外で重視すべきファクターの選定
(3)出走有力馬の馬体分析
(4)総合的に判断した印と想定人気を考慮した買い目並びに点数の決定

以上です。

で、今年の小倉記念は特殊な開催です。事前に調べられている読者さんが多いと思われますが、阪神競馬場スタンドリフレッシュ工事に伴う開催日割りの影響で、今年は「中京芝2000m」が舞台。

1982年と1998年は小倉記念が京都で開催されましたが、中京競馬場で行われるのは初ですね。

小倉芝2000mと中京芝2000mでは回り、直線の長さ、コース形態ともガラッと異なるため、過去の結果は参考になりません。

よって本コラムでは中京芝2000mで行われるハンデ重賞・中日新聞杯の結果を参考にレースの性質、好走馬の馬体を分析していきます。

中日新聞杯は基本的に12月に組まれているため、時期の違いはありますが、この違いについては目を瞑りましょう。

まず、中日新聞杯の近10年のラップ構成、勝ち馬の脚質・飛節をまとめた表がコチラです。



中日新聞杯はとても分かりやすい重賞ですね。

近10年中、前傾ラップになったのは2018年のみで、殆どが前半5Fと比べて後半5Fが2秒以上速い後傾ラップです。今回は2秒以上の開きがあった後傾ラップを「超後傾」と定義しています。

要は「スローの上がり勝負」になりやすいわけですね。

で、スローの上がり勝負と言えばディープインパクト産駒が当然のように強く、近10年で何と6勝をマーク。また、同産駒は「直飛」の馬が多いので、当然勝ち馬の飛節も直飛が多くなります。

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直飛=飛節の角度が180度に近いこと、長くいい脚を使える
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一方で、ディープインパクト産駒以外が勝った年は勝ち馬4頭中、2頭が曲飛でした。

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曲飛=飛節の角度が90度に近いこと、一瞬の瞬発力に優れる
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曲飛とは飛節が「くの字」の逆に深く折れていることを言います。直飛と比べて、構造上脚が伸び切らないためテンから終いまでの持続力に課題がありますが、瞬間的な瞬発力に優れていて、スローの上がり勝負で台頭しやすいですね。

よって、中日新聞杯の結果(※過去好走馬の馬体分析)から「ディープインパクト産駒かつ直飛の馬」または「曲飛で上がり勝負に秀でる馬」を馬体や成績から見つけられれば、今年の小倉記念の正解に辿り着けるのではないでしょうか。

なお、ディープインパクト産駒は直飛で長くいい脚を使えて、それでいて一瞬の瞬発力にも優れます。同産駒が素晴らしい成績を残せていたのは、規格外なところがあったからですね。


続いて馬体以外で重視すべきファクターの選定ですが、2回中京競馬の開幕週だけに「内・前を確保できる先行力」は要チェックです。

ハナはテーオーシリウスが有力ですが、4角前に交わされるケースが昨年以降は目立ち、さすがに厳しそう。

有力馬のうち、前を意識して競馬ができるのは、シリウスコルト、コスタボニータ、ディープモンスターの3頭です。

追い込む競馬が多いリフレーミングの先行策も考えられますが、先の3頭より前のポジションを取るのは難しいでしょう。


ここからは今年の出走有力馬の馬体分析を進めていきます。有力馬として考えているのが、コスタボニータ、シリウスコルト、セントカメリア、ディープモンスター、ファユエン、リフレーミングの6頭です。

今年の小倉記念は重賞勝ち馬がコスタボニータのみとかなり小粒なメンバー構成。重賞で5着以内の実績があれば有力馬として扱うべきでしょう。各馬の馬体は次の表の通りです。



馬体チェックポイントは馬体のデキ、飛節の2点。上がり性能も明記していますが、上がり性能が乏しいという馬は見当たりませんでした。

まず馬体のデキから強調できるのが重賞で連続5着中のリフレーミング。JRAに現役産駒が2頭しかいないキングヘイロー産駒で、血統の貴重性は出走する度に話題になりますね。

同馬は前走の七夕賞出走時と比べて馬体が引き締まりました。馬体のハリ・ツヤも前回以上でデキならメンバー中一番でしょう。

続いて飛節から強調できるのがマクフィ産駒のシリウスコルトとディープインパクト産駒で直飛のディープモンスター。

シリウスコルトは脚質的に使える上がりに限界がありそうですが、一瞬の瞬発力に優れる曲飛で今年の小倉記念における適性は高いと考えられます。

皐月賞こそ力負けでしたが、弥生賞ではシンエンペラーと0秒2差の競馬があり、この実績だけでここなら勝負になりそうですね。

ディープモンスターは小倉記念に駒を進めてきたディープインパクト産駒3頭の中で、最も有力視されている1頭。

成績からOP大将感は拭えないものの、ディープインパクト産駒らしい直飛が特徴で、2000m戦を1分57秒台で走れる持続力と、OPなら鋭い末脚を繰り出す瞬発力を併せ持っています。

昨年の金鯱賞では5着でしたが、それだけ走れれば十分かもしれません。

若干緩く見え、稽古の本数も少なく途上だった鳴尾記念出走時と比べると、今回は馬体が引き締まり、稽古の本数も豊富。まず前進が見込めると判断します。

他にも枠順、展開なども考慮した最終結論は次の通りです。

《小倉記念の最終結論》
◎11ディープモンスター
○7シリウスコルト
▲1リフレーミング
☆10コスタボニータ
△9ファユエン
△12セントカメリア

本命はディープインパクト産駒で直飛のディープモンスター。OPやリステッド競走とほぼ代わり映えしないメンバー構成なら本馬が主役です。

その馬体は前述した通りで上々。重賞タイトルに手が遂に届くと見ています。

対抗評価はシリウスコルト。飛節は曲飛で久々に3F上がり33秒台の末脚をここなら使えそうです。前走のラジオNIKKEI賞の段階で馬体は仕上がっていて、その状態をキープできていますね。

単穴評価はリフレーミング。前述したようにデキはメンバー中一番。川田将雅騎手騎乗時は【2.0.1.0】なのも強調材料。

☆評価はコスタボニータ。スタートで躓いてしまい自分の競馬ができなかったマーメイドSは参考外。発馬を決めてスムーズに好位を確保できれば反発しそうです。

馬券はディープモンスターを軸に馬連、3連複で勝負。ディープモンスターの単勝も買います。

《小倉記念の買い目》
◎11ディープモンスター
○7シリウスコルト
▲1リフレーミング
☆10コスタボニータ
△9ファユエン
△12セントカメリア

【単勝】11(1点)
【馬連】11=7,1,10,9,12(5点)
【3連複/1頭軸流し】11=7,1,10,9,12(10点)

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

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