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競馬サロン

馬体アナリスト 伊藤

2024/12/07 18:38

カペラステークス2024 最終結論【馬体】ハイペース必至 差せるシャープな◎を狙う【重賞深掘りPJ】

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《カペラステークスの馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

-------冒頭は日曜重賞で共通-------

本日7日(土)は中京競馬場で中日新聞杯が行われ、勝ったのは芝戻り2戦目の○デシエルト。ハイペースを刻んで楽々押し切るのだから大したものです。本命の◎ロードデルレイは中団から差を詰めましたが2着まで。それでもいつか重賞は勝てるだけの馬ですね。3着が△マテンロウレオで、本競走では馬連1240円と3連複6060円を的中。

どうやら先週からの好調は続いているようなので、日曜の2重賞でも頑張りたいですね。

-------冒頭ここまで-------

それではカペラステークスの予想を進めていきます。

まずカペラステークスの過去ラップ分析ですが、近10年を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。

------------------------------
2014年 前半3F33秒3 後半3F36秒2⇒超前傾
2015年 前半3F32秒5 後半3F37秒2⇒超前傾 ※重馬場
2016年 前半3F33秒3 後半3F36秒9⇒超後継
2017年 前半3F34秒0 後半3F37秒0⇒超後継
2018年 前半3F33秒4 後半3F36秒8⇒超後継
2019年 前半3F32秒9 後半3F36秒4⇒超後継
2020年 前半3F33秒2 後半3F36秒6⇒超後継
2021年 前半3F32秒8 後半3F36秒7⇒超後継
2022年 前半3F32秒2 後半3F36秒7⇒超後継
2023年 前半3F33秒5 後半3F35秒8⇒超後継
------------------------------
※前半と後半の3Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、2秒以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。

カペラSはラップの再現性が極めて高いレースです。中山ダート1200mは芝スタートかつ下りという条件が重なるためテンがどうしても速くなります。それでも前が残りやすいのですが、ハイペースを利して差し馬が度々飛んできますね。

また、ラップと飛節の連動性も確認でき、本重賞では飛節が「直飛」の馬が優勢です。


続いて過去好走馬の馬体分析ですが、今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」という2つの尺度から見ていきます。

「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。

勝ち馬の特徴は次の通りです。

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2014年 ダノンレジェンド 瞬発/ボリューミー
2015年 キクノストーム 中間/中間
2016年 ノボバカラ 中間/中間
2017年 ディオスコリダー 中間/中間
2018年 コパノキッキング 中間/シャープ
2019年 コパノキッキング 中間/シャープ
2020年 ジャスティン 瞬発/シャープ
2021年 ダンシングプリンス 中間/中間
2022年 リメイク 中間/中間
2023年 テイエムトッキュウ 中間/シャープ

--------------------------

特徴としては瞬発や持続に特化した馬体ではない中間タイプの馬が多く、近年はシャープな体つきの馬が勝ち切っています。ゴリゴリのパワータイプよりもシャープな馬体の馬を狙ってみたいですね。


それでは今年の有力馬を見ていきましょう。

今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」は次の通りです。

--------------------------
ガビーズシスター 中間/シャープ
クロジシジョー 中間/シャープ
チカッパ 瞬発/ボリューミー
テイエムトッキュウ 中間/シャープ

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1頭だけタイプが明らかに異なるのはチカッパ。ガビーズシスター、クロジシジョー、テイエムトッキュウの3頭は馬体上の適性が高そうです。テイエムトッキュウは昨年の勝ち馬ですから、適性は文句なしですね。

この3頭について1頭ずつ見ていきます。

まず連勝中でダートの重賞挑戦は初となるガビーズシスター。近1年間でマークしている中山ダート1200mの時計は優秀で計算上は即通用と考えられます。ただし、ダート5戦5連対が高く評価されたここは抜けた1番人気という状況。外の速い馬にゴリゴリにこすられそうな3枠6番の枠は微妙かもしれません。

続いて令月S以降は勝ち切れないものの、短距離ダートで安定した活躍を残してきたクロジシジョー。差しの脚質だけにどうしても展開に左右されてしまいますが、激流必至のカペラSは合うと考えられます。本馬の近走の走りで最も注目できるのが3走前のクラスターC。国内短距離ダートのトップホースであるドンフランキーに迫れていたことは評価できるでしょう。

テイエムトッキュウは昨年の優勝馬。ただし、以降は順調さを欠いていて今回も少なからず夏負けの影響が出ています。それでも行き切れば強いですから押さえは必須ですね。

一発狙いならテイエムトッキュウが軸ですが、配当と的中精度のバランスという観点から今回狙うのがクロジシジョー。前がそのまま残るのならごめんなさいですが、今回は大外からぶっ飛んでくると見ます。

他にも枠順、展開、各馬の調整過程、中山ダートの傾向などを考慮した最終結論は次の通りです。

《カペラステークスの最終結論》
◎9クロジシジョー
○6ガビーズシスター
▲11チカッパ
☆15テイエムトッキュウ
△2インユアパレス
△4ジレトール
△8インビンシブルパパ
△14サンライズアムール

本命はクロジシジョー。2年前のカペラSは不発でしたが、地力をつけて展開も向きそう今回は勝ち負けに加わると考えます。

対抗評価はガビーズシスター。やや人気過剰に見えますが、時計を考えればこの人気は妥当なところ。

単穴評価はチカッパ。JBCスプリントで2着に詰め寄ったように今後のダート短距離界で本当に楽しみな馬です。ただし、古馬換算で59キロとなる58キロの斤量は楽ではありません。

☆評価はテイエムトッキュウ。ハナを切れれば渋太く粘りそうです。

馬券はクロジシジョーを軸に馬連と3連複で勝負します。

《カペラステークスの買い目》
◎9クロジシジョー
○6ガビーズシスター
▲11チカッパ
☆15テイエムトッキュウ
△2インユアパレス
△4ジレトール
△8インビンシブルパパ
△14サンライズアムール

【馬連】9=6,11,15,2,4,8,14(7点)
【3連複/フォーメ】9=6,11,15=6,11,15,2,4,8,14(15点)

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

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