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1月22日。2024年のロンジンワールドベストレースホースランキングと、世界のGIトップ100が発表されました。

ランキング1位に輝いた馬は2頭。昨年GI3勝のアイルランド調教馬シティオブトロイと、ドバイワールドCで8馬身半差の圧勝を飾ったUAE調教馬ローレルリバーです。
一方、GIレースの1位は、シティオブトロイが勝利した英国のインターナショナルSでした。

このインターナショナルSで、シティオブトロイは英ダービー、エクリプスSに続いてGI3連勝を達成しましたが、他の出走メンバーも素晴らしく、2着カランダガンは次走の英チャンピオンSでも2着。4着ブルーストッキングは、続くヴェルメイユ賞と凱旋門賞を連勝し、日本から遠征し5着だったドゥレッツァも、ジャパンCでドウデュースとクビ差の2着同着。シティオブトロイはこれらのメンバー相手にレコード勝ちを収めたため、ベストレースに輝いたのも納得です。

一方、日本調教馬で最高位を獲得したのはドウデュース。125ポンドで、全体では5位タイでした。また、レーティング115以上を獲得した日本調教馬は過去最多タイの56頭。国別では英国を上回り、史上初めて最多となりました。
残念ながら、昨年は海外GI未勝利に終わった日本調教馬ですが、海外のレースに出走した馬はのべ101頭。これも過去最多の数字で、昨年の鬱憤を晴らすように今年は勝ちまくってくれることを期待します。

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それではプロキオンSの予想に。

といきたいところですが……、2024年までと、2025年以降のプロキオンSは施行条件が大きく異なります。ただ、昨年までの東海Sと施行条件を入れ替えただけともいえるので、今回は東海Sの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこからプロキオンSの本命馬を見つけます。

（1）馬齢
（2）前走人気
（3）前走場所
（4）父の系統
（5）前走頭数と馬体重
（6）前走上がり
（7）前走4コーナーの位置取り
（8）乗り替わりの有無
（9）前走からの間隔

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記9項目。その中で（1）は馬齢について。
ダートの重賞らしく、ベテラン勢の健闘が目立っていた東海S。とりわけ、今回の斤量が56キロ以外、かつブリンカーを装着しない6、7歳馬は［2-3-4-9/18］。勝率11.1％、複勝率50.0％。単勝回収率58％、複勝回収率141％。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝ロコポルティ、フタイテンロック、ミッキーヌチバナ

（2）は前走人気。
過去5年の東海Sは、前走、上位人気だった馬を信頼できたレース。前走3番人気以内が好走条件ですが、前走時、馬体重がプラス4kgから9kgだった馬は不振で、これらを除くと［3-2-3-8/16］。勝率18.8％、複勝率50.0％。単勝回収率90％、複勝回収率130％。（1）と同様、該当馬の半数が好走しています。
◇該当馬＝ホウオウルーレット、タマモロック、オメガギネス、ディープリボーン

次は（3）。前走場所です。
近年、右回りの京都と左回りの中京でおこなわれた東海S。ただ、良績を残していたのは、圧倒的に前走左回りのレースに出走した馬たちでした。
その中でも、今回奇数番を引いた馬は［2-2-3-7/14］。勝率14.3％、複勝率50.0％。単勝回収率139％、複勝回収率154％。やはり、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝ドゥラエレーデ、サンライズジパング、カズペトシーン、ペプチドソレイユ

（4）は父の系統について。
ロイヤルチャージャー系種牡馬の産駒が強さを発揮していた東海S。そのうち、前走馬番が偶数だった馬は［3-1-3-6/13］。勝率23.1％、複勝率53.8％。単勝回収率210％、複勝回収率173％と、文句なしの成績です。
◇該当馬＝ホウオウルーレット、サンライズジパング

（5）は、前走頭数と馬体重。
大型馬の活躍をイメージしがちなダート重賞。ところが、過去5年の東海Sは、前走馬体重が500kg超だと［2-0-2-31/35］。今ひとつの成績でした。
一方、前走16頭立てのレースに480kg以上500kg以下で出走した鹿毛か栗毛の馬は［2-4-1-5/12］。勝率16.7％、複勝率58.3％。単勝回収率162％、複勝回収率117％。複勝率は6割に迫ります。
◇該当馬＝ホウオウルーレット、ニューモニュメント、ペプチドソレイユ

（6）は前走上がりです。
前走2位以内の上がりをマークした馬が［1-1-0-20/22］と、厳しい結果に終わっていた東海S。一方、前走JRAかつダートのGIかGIIIに出走し、3から9位の上がりをマークした馬は［3-3-2-3/11］。勝率27.3％、複勝率72.7％。単勝回収率227％、複勝回収率121％と、凄まじい成績を残していました。
◇該当馬＝ドゥラエレーデ、サンライズジパング、ミッキーヌチバナ

続いては（7）。前走4コーナーの位置取りについて。
前走、先行した馬の強さが目立っていた東海S。具体的には、前走ダート戦の4コーナーで4番手以内に位置していた馬が、今回8から16番を引くと［3-2-3-3/11］。勝率27.3％、複勝率72.7％。単勝回収率152％、複勝回収率219％。勝率と複勝率は（6）と同じ超抜の成績です。
◇該当馬＝サンライズジパング、フタイテンロック

（8）は乗り替わりの有無。
継続騎乗組と乗り替わり組の成績を比較したとき、勝率や複勝率、回収率など、あらゆる面で上回っていたのは継続騎乗組でした。そのうち、母父がネイティヴダンサー系以外の種牡馬、かつ前走から斤量が1から1.5キロ重くなるか、1から1.5キロ軽くなる馬は［2-2-1-4/9］。勝率22.2％、複勝率55.6％。単勝回収率231％、複勝回収率111％。大変ややこしい条件ではあるものの、こちらも文句なしの成績でした。
◇該当馬＝ディープリボーン、フタイテンロック

そして最後は（9）。前走からの間隔で、ここは2パターンご紹介します。まずは、前走からの間隔が中4週から8週の馬。
こちらは前走5着以下、かつ勝ち馬との着差が1.0秒から3.0秒だった馬が［1-2-1-4/8］。勝率12.5％、複勝率50.0％。単勝回収率196％、複勝回収率237％で、該当馬の半数が好走。
◇該当馬＝ビヨンドザファザー

一方、前走からの間隔が中9週から22週の馬は、前走4着以内であれば［1-2-2-2/7］。勝率14.3％、複勝率71.4％。単勝回収率78％、複勝回収率114％。該当馬は少ないものの、好走率は（6）（7）とほぼ同じです。
◇該当馬＝カズペトシーン

これら9つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとしました。

◎9サンライズジパング
○4ホウオウルーレット
▲12フタイテンロック
☆14ミッキーヌチバナ
△3ドゥラエレーデ
△11ディープリボーン
△13カズペトシーン
△15ペプチドソレイユ

【単勝】4（1点）
【馬単/マルチ】9⇔4,12,14,3,11,13,15（14点）
【ワイド】9＝4,12,14,3,11,13,15（7点）
【3連複/フォーメ】9＝4,12＝4,12,14,3,11,13,15（11点）

本命は4項目に合致したサンライズジパング。以下、3項目に合致したホウオウルーレットとフタイテンロックを対抗、単穴としました。

東海Sは4歳馬が不振だったレースで、上位人気濃厚のサンライズジパングにとっては嫌なデータですが、前走のチャンピオンズCは0秒5差の6着とまずまずの結果。2走前のみやこSでは古馬を撃破しており、今回もやってくれるでしょう。
ダートでは安定しており、大崩れしたのは2歳時に出走したカトレアSだけ（15着）。このレースは、キャリア唯一のマイル戦で流れに乗れず、終始いきっぷりが悪く大敗してしまいましたが、以後ワンターンのレースには出走していません。
今回は、主戦の武豊騎手が騎乗停止のため乗り替わりとなるものの、代打を務めるのはこのコースでおこなわれたGIチャンピオンズCを連覇中の坂井瑠星騎手。心配は無用です。

馬券はまず、サンライズジパングからの馬単マルチとワイドを購入。ただ、対抗ホウオウルーレットにも妙味を感じるので、同馬の単勝と、1列目にサンライズジパング、2列目にホウオウルーレットとフタイテンロック、3列目にサンライズジパング以外の印6頭を塗った3連複フォーメーションも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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