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田原基成

2025/04/19 18:37

【皐月賞】本命はクロワデュノールにあらず “超高速馬場”がキーワード 馬連3点+3連複15点

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中山ではJ・GIの中山グランドジャンプが行われ、阪神ではダート重賞のアンタレスSが行われた土曜競馬。いずれも皐月賞週にふさわしいラインナップと言えたが、私がもっとも注目したのは中山で施行された芝4レースだ。

中山芝1200mは1分7秒2。
中山芝1600mは1分32秒0。
中山芝1800mは1分46秒0。
中山芝2000mは1分58秒4。

良馬場かつCコース替わり、さらには気温上昇による芝の生長。そのすべてが合わさったことで超のつく高速馬場が生まれていたのだ。

確たる逃げ馬はジーティーアダマンが目立つ程度だが、それでもGIのメンバーで超スローは考えにくい。決着時計の想定は1分57秒台、ファウストラーゼンの仕掛けどころ次第では56秒台すら視野に入るかもしれない。

高速馬場の皐月賞。その時点で私の本命は決まっていた。

6枠11番、ミュージアムマイル。

前提として、高速馬場の中山ではマイル実績馬やのちのマイラーが台頭する傾向にある。ノーリーズン、ダイワメジャー、ロゴタイプ、アルアイン……。昨年の3着馬ジャンタルマンタルも芝1600mのGI馬だ。淀みなく流れるマイル戦の経験値は見逃せない。

さらに注目したいのは弥生賞。

稍重馬場の当時は時計・上がりを要する馬場コンディション。その馬場での凡走は本馬の高速馬場適性を逆説的に証明する一戦だったと私は考えている。当時の敗戦がもたらした意味は決して小さなものではない。

マイルのスピードを経験したこと。
道悪適性に欠ける点を確認できたこと。

2点のプラス材料に加えて補足すべきは黄菊賞のパフォーマンス。京都芝2000mで2分0秒0の勝ち時計……この時計をクリアした馬にはシンエンペラー、ダノンデサイルといったのちのGI連対馬が名を連ねる。前半1000m61秒7の超スローにもかかわらず、後半1000mを58秒3でまとめて“出世時計”まで到達したのだから立派だ。

いざ、ジャイアントキリングへ。ミュージアムマイルにその可能性を託す。

相手本線にはクロワデュノールを。

無傷の3連勝でホープフルSを制した馬。初の中山を苦にすることもなく、3-4コーナーにかけて位置取りを上げつつ上がり3F2位の脚で突き抜けたレースぶりはお見事だった。過去10年の皐月賞において、無敗のGI馬は【2-1-0-0】。速い上がりの経験がある点、前走負かした馬が続々と重賞ウイナーに輝いている点も含め、大きく評価を下げることはできない。

キングスコールも侮れない。

前走スプリングSは3着。出負けしたのち3番手まで進出→ギリギリ粘り込んだ内容は特筆すべきものではないが、長期休養明けのローテーションと道悪でパフォーマンスが低下した可能性は否定できない。札幌芝1800mで1分47秒8を記録した新馬戦において、歴代2位の走破時計にランクされるのはソダシとユーバーレーベン。クラシックを制した2頭より速い時計で制した価値は高く、穴妙味を秘める馬として警戒。

さらにはジョバンニ。

単勝1倍台の支持を集めた前走若葉S。2着馬とタイム差なしの接戦だったが、負けが続いた2歳秋を経て早め先頭から横綱相撲で勝ち切ったことは評価に値する。初角3番手以内時の成績は【2-1-0-0】。二の脚でポジションを上げていくタイプだけに、1コーナーまでが長い中山芝2000mは得意の戦法が叶う舞台と言えよう。ホープフルSは1枠1番で行くに行けない場面があったが、今回の枠順なら軽視禁物だ。

【中山11R 皐月賞予想の印】
◎11 ミュージアムマイル
〇10 クロワデュノール
▲3 キングスコール
☆5 ジョバンニ
△16 サトノシャイニング
△14 カラマティアノス
△2 エリキング
△6 マスカレードボール

【馬連】11=10,3,5(3点)
【3連複/フォーメ】11=10,3,5=10,3,5,16,14,2,6(15点)

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